はじめまして、指定自動車教習所で検定を担当しておりますしまと申します。ご質問の内容が具体的なので、実際の検定基準と照らし合わせてみましょう。
>教習生が「女」だということで、点数の付け方が甘くなったり、雑になったりするということはあるのでしょうか…?
適正な運営をしている教習所ではありえません。
>・巻き込み確認を2回ほど忘れた
減点20点(10点x2)です。
>・黄色信号にも関わらず、交差点を右折した(交差点内で停止してしまいそうになったので、咄嗟に進んでしまいました…。)
信号が黄色に変わったとき停止線の直前で安全に停止できない状態でしたら、そのまま右折したのは正しい判断です。よって減点はありません。
>・他車の進路が優先的な場所で、他車の進路を妨害しそうになった(検定員の方が他の教習車に乗ってる指導員の方に片手を挙げて?アイコンタクトをして?、進路を譲ってもらいました…。自分は少し後にそれに気がつきました。※急ブレーキを伴う妨害ではないです。)
交差点の種類・状況が分からないので断定できませんが、もし優先車の「進行妨害」になるようなときは補助ブレーキで検定中止になりますから、それは無かったのでしょう。「優先判断不良」という減点もありますが、検定員が他車に手をあげたからといってその対象だったとはいえません。
>・ゴール地点の停車位置が少し後ろ気味だった
ポールなどから0.3m以上離れていたとしたら、減点5点です。
以上の情報のみで判断すると、合格は妥当だったといえます。どんなミスをしても合格すれば「儲け物」と思う人も多いなか、たまさんがご自分に厳しくされるのには敬意を表します。
ただ、そこまで考えなくてもよいと思いますよ。
もし直接試験場で受験するとしたら、車両やコース、練習のノウハウ、これらを自分で調達するは至難の業。いわゆる非公認の教習所に入るとしても、先の見通しは儘ならないのが一般的です。そこで、高いお金と長い時間を使ってカリキュラムを熟さなくてはならない反面、決められた通りの教習に集中していれば、ほぼ自動的に免許取得までの道を歩かせてもらえる指定自動車教習所を大多数の人が選択するのです。いわば「おまかせ」なのが指定自動車教習所です。
どうでしょう、せっかく指定自動車教習所に入られたのですから、ここは教習に集中する以外は「おまかせ」でよいのではないでしょうか。