自動車の前照灯は、『ロービーム』は『すれ違い用前照灯』、『ハイビーム』は『走行用前照灯』が正式な名称です。名称のとおり、夜間走行する時は『走行用前照灯』である『ハイビーム』で走行することが基本となり、前車に続いて走行する時や対向車がある時は『すれ違い用前照灯』である『ロービーム』で走行することになります。
正式な名称が分かればニュースにあった記事の内容が納得していただけたのではないでしょうか。
当校では特別教習の山道教習などでは、対向車が少ないためハイビーム(走行用前照灯)で走行していただいています。
対向車等がない場合は、ハイビーム(走行用前照灯)で走行するのが基本だと説明させていただくと殆んどの教習生の方は驚かれています。
路上教習でもそうですが、一般的に対向車が全く無いという現象が殆んどありませんからロービーム(すれ違い用前照灯)で走行することの方が多く、『ヘッドライトは下向き』が普及してしまい『夜間走行は下向きが基本』という間違った知識が浸透してしまうのかもしれません。
今回の記事は、自動車前照灯の正しい知識と使い方の啓発になって良かったと思っていたところです。(^^ゞ