Home Guidance 技能教習 ・・・ | ゲストブック | 相談室 |
  適切な車間距離


このページはFlashとJavaScriptを有効にしてください。

[AT]適切な車間距離

●運転者が危険を認知してから車を停止させるまでに走行する距離を「停止距離」といい、安全な車間距離は、この「停止距離」とおおよそ同じだといわれています。「停止距離」の長さは、走行速度、路面やタイヤの状態、積荷の重さ、運転者の疲労度、個人差によって違ってきますので、車間距離もそれぞれの場合に応じて判断することになります。
平均的な運転者が、乾燥した舗装道路で急ブレーキをかけた場合の停止距離は、下の表のようになります。つまり、この数値以上の長さが、乾燥した舗装道路での必要な車間距離と読みかえることができます。

雨天の場合はこの長さの1.5倍以上、積雪や凍結の路面の場合は3倍以上になるといわれています。従って、適切な車間距離も、それぞれの場合によって適切に判断しなければならないのです。

●車間距離は、長ければ長いほうが安全というものでもありません。極端に長い車間距離をとるということは、前の車に追突する危険性が低くなる反面、交通の流れに乗れない状態となり、前の項目交通の流れに合わせた運転で説明したような危険性が高まります。
つまり、交通の流れに乗りながら、速度を増すごとに車間距離を長くしていく必要があるということになります。
では、その様子を動画で見てみましょう。

画面下のプレイボタンを押してください。


●前車の発進とほぼ同時に発進し、速度を上げるに従い車間距離を長くして、交通の流れに乗りました。今は一定の速度で走行していますが、流れが速くなったり遅くなったりする度に、車間距離を調節していくことになります。

※この動画は、おおよそ40km/h〜50km/hで適切な車間距離をとっているイメージで作成しました。正確な計算により作成したものではなく、コンピュータの処理速度によっても違いが出てきますので、ご了承ください。

●前の車が速度を落とし停止するような場合も、減速が遅れると極端に車間距離が短くなってしまいますので、早めにブレーキをかけて適切な車間距離を保ちながら停止するようにしましょう。動画で見てみましょう。

画面下のプレイボタンを押してください。


●流れに合わせた運転をテーマにすると常に付いてくる問題は、速度超過の車にも自車の速度を合わせるべきか否かという問題です。この議論は他の場所で行っていただくものとして、当サイトでは法に従った速度の範囲内で流れに合わせた運転を前提とすることにします。
発進したら適切な車間距離を保ちながら加速し、前の車が制限速度を超えるようであれば追従を止めることになります。
その様子を動画で見てみましょう。

画面下のプレイボタンを押してください。


●もし、前方の流れが遅くなってきたときも、車間距離が短くなり過ぎないように気をつけてください。
停止するときも、早めなブレーキで適切な車間距離を保ちながら停止するようにしましょう。

画面下のプレイボタンを押してください。


●次に、悪い例をあげておきます。
発進が遅れたうえ、加速も弱く、極端に車間距離が長くなってしまった例です。

画面下のプレイボタンを押してください。


●このようになってしまうと、もし周囲の流れが制限速度の範囲内であったとしても、前車に追いつくには速度超過しなければなりません。流れに合わせるのが不可能になってしまったわけです。
このようにならない為には、適切な加速をして適切な車間距離をとらなければなりません。詳しくは、円滑な加速と減速をご覧ください。

●無理に追いつこうとして加速したものの、前車が停止する頃に追いつき、急ブレーキをかける羽目になるのも、初心者には多い悪い例です。動画で見てみましょう。

画面下のプレイボタンを押してください。


●急ブレーキになり、危険だったのが読み取れましたでしょうか。

●次に、前車が大型車などで、視界をさえぎる範囲が広い車だった場合の車間距離のとり方を考えてみましょう。

画面下のプレイボタンを押してください。


●大型車が視界をさえぎっている状況です。発進してみましょう。

画面下のプレイボタンを押してください。


●流れに合わせて発進することはできましたが、これでは車間距離が短すぎます。特に前が大型車なので、視界をさえぎられ、それより前方の状況がまったく分かりません。
どうなっているのか、大型車を退かしてみましょう。

画面下のプレイボタンを押してください。


●大型車の前方にも、走行車両がありました。もし、この赤い車が急ブレーキをかけたら、大型車も急ブレーキをかけることになります。視界がさえぎられている場合、前車が急ブレーキをかける予測ができずに追突する危険性が高まります。また、信号が赤になっているのに気付かず、信号無視をしてしまったり、急ブレーキで停止する状況に陥ることもあります。
特に、前車が大型車の場合、普段より長めな車間距離をとるようにしましょう。

画面下のプレイボタンを押してください。


●これで、危険性は格段に低くなりました。停止するときも、余裕をもってブレーキをかけられるはずです。

画面下のプレイボタンを押してください。


●以上で説明を終わります。
プレイボタンか停止ボタン[■]で、最初に戻ります。





  Home Guidance 技能教習 ・・・ | ゲストブック | 相談室 |

Copyright © Mokada. All rights reserved.