Chiwaさんの相談とはだいぶ逸れてしまいましたが、この機会に皆さんに運転免許制度や教習所を別な角度からも見ていただきたいと思います。--------------------------------------------------------------
だーくさん返信ありがとうございます。同感なのですが...
>今の教習所は指定制度を完全廃止して「練習所」として運営する。
>現行の検定については出張試験もしくは試験場受験にする。(もちろん賄賂はなし。)
>それくらいしないと皆さんがマジで取り組まないと思います。
私も個人的にはだーくさんの意見に同感です。というより、だーくさんのように自立心の強い考え方が好きです。今の指定教習所の制度ですと、教習所のカリキュラムを嫌々ながらでも消化すれば何とか免許取得に漕ぎ着けます。やる気のある人もやる気のない人も一律に管理して免許を取得させるのが現行の制度で、指導員の指導法にも反映しています。きっと"やらされている"という意識の人が多いでしょう。
一日に受けられる技能教習時限数の制限、学科教習進め方の制限、学科教習と技能教習の順序の制限、これらは良かれとして?決められているのでしょうが自己管理ができる人にとっては大きなお世話で練習の障害でしかありません。もっと自由度の高い制度に変え、自主性のある練習において一定の技能水準と安全運転意識のハードルを越えた者だけが免許を取得できることにする。そして、教習所は練習者を管理するのではなくアドバイザーとして機能する。
だーくさんのおっしゃる「練習所」の意味と同義ではないでしょうか?
しかし、反面、現実に当てはめると問題も残ります。
指定教習所の制度に依存しなければ、免許を取得できなかった人もかなり多いはずです。その人達は免許を取得する資格がないとすればそれまでですが、私はそれほど運転免許が高尚なものである必要はないと思います。運転操作が極端に苦手な人、自立心の弱い人、依頼心の強い人、挫折しやすい人にも免許取得の門扉を開くためには指定教習所の存在意義があります。(ただし、殿様商売的な教習所や営利目的を前面に出し不正を行うような教習所は論外です)
私の結論は、指定外教習所や個人指導などによる直接受験の道をもっと太くし試験場受験が簡単にできるようにする。または、指定教習所の中にカリキュラムに関わらず実力がつけば試験場受験や出張試験をするコースを設ける。自己管理ができる人、自立心の強い人にも適合した道を整備することです。
人は管理されることに不満を持ちます。管理されなければ何もできないのに指定教習所や指導員を批判する人がいるのも事実、皮肉なものです。
>2種免許制度改正で教習所で2種取得できることについても
>「本当に教習所に任せて大丈夫なのかな」って思うくらいです。
事業用自動車の事故が多い為、二種免に路上試験が導入されることからそのようになると聞きます。
私は二種免を教習所で取得できるようにする必要はないと思います。そうすることの真相は何でしょうか・・・
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macさんへ
一時停止や安全確認は、不足なのにもかかわらず自分を正当化しようとする教習生は多いものです。ある検定員は、トラブルになるのが面倒だから、一時停止や安全確認の減点はしないといいます。トラブルになれば会社から理由に関係なく、何かしらの罰則を受けるからです。プロの目から見て明らかに危険なドライバーが交通社会に毎日誕生しているのです。恐ろしいことですが、これは事実です。
一人一人の指導員や検定員が自覚を持つことは大切ですがですが、それには限界があります。やはり、教習所が本来のあり方をポリシーとし、組織内でコンセンサスをとることが望まれます。私は、労働組合を通して公共性と企業性のバランスをとる努力をしていますが、現実は厳しいものがあります。監督官庁である警察から、教習所が営利目的の過当競争をしないようなバックアップがもっとあっても良いのではと感じますが、これも手の打ちようがありません。
macさんもできることがあれば、がんばってください。応援します。