AT(オートマチックトランスミッション)の構造上、Dレンジに入れた際アクセルを踏まなくても低い速度で前へ進んでしまう現象の事を言います。簡単に記せば、トルクコンバータという装置の中にATF(オートマチックトランスミッションフルード)と呼ばれる赤いオイルが入っていて、その油圧を利用して発進時の動力伝達や、トルクの増幅が機械の中で行われているという解釈で宜しいかと存じます。セレクターレバーをDレンジにセレクトすると、トルクコンバータがエンジンの力を油圧によって伝えようとするので、車輪はアクセルを踏まなくても動いてしまいます。これを防ぐ為に、発進前や信号待ちなどではブレーキペダルを踏んでおくという操作が必要になって来るのです。
トルクコンバータに関しての動画を紹介します(やや難しいかもしれません)
http://www.yutakagiken.co.jp/products/drive/tq_movie.html
ブレーキを踏めば自動車は停止していますが、足を離せば進んでしまうので教習車の車種にもよりますがAT車での教習ではクリープ現象に注意してください。