ニュートラルがある意味ですか。うまく説明する自信はありませんので、もし理解していただければラッキーというスタンスで説明させていただきます。
まず、クラッチが無い状態を仮定してください。
MT車のギアには、ロー・セコンド・サード・・・・、とありますが、どのギアに入っていてもエンジンの動きがタイヤに伝わる状態です。
唯一ニュートラルだけが歯車がかみ合っていない状態なので、エンジンの動きがタイヤに伝わりません。
よって、エンジンを始動するときはニュートラルで行うのが原則です。
次に当然ながら、発進、ギアチェンジの動作になるわけですが、動いている歯車と止まっている歯車または回転速度の違う歯車同士ををいきなり噛み合わせるわけにいきません。
そこで必要になるのがクラッチです。エンジン側とトランスミッション(ギアがある部分)との間を一度切り離して、ギアチェンジを完了してからエンジン側の動力をソフトにつなげる役割を果たすのがクラッチです。
つまり、ニュートラルはMT車のトランスミッションにもともとあるものと考えてください。クラッチペダルを放してひと休みなんてことができます。
クラッチは発進やギアチェンジのときに必要なもので、一時的に動力を切り離しトランスミッションの役割を補助するものと考えるとよいでしょう。