普通自動車第一種免許、AT限定を解除するには指定教習所で最低4時限の教習を経てから卒業検定になります。内容は、踏切での停車と発進・坂道発進・S字及びクランクの走行・縦列駐車・方向転換。検定内容は都道府県で違いがある様です。試験場でも受験可能ですが、難易度は指定教習所より上がります。仕事でトラックなどマニュアル車を運転する場合、AT限定不可と求人広告に掲載される事もありますし、また自動車の構造を知る上でもマニュアル車を運転出来るに越した事はないと考えます。(今は商用車もAT車が主流ですから一概には言えませんが)
大特免許は、満18歳以上で視力が両眼で0.7以上・片眼で0.3以上・視野150°以上、こちらも指定教習所か運転免許試験場で取得可能です。但し、公道で重機や特殊車両を運転する為の免許ですので、作業をする為の免許とは異なります。
牽引免許は、視力が両目で0.8以上であり、かつ片目で0.5以上である事と奥行知覚検査器による深視力検査での平均誤差が2cm以下である事。中型・大型第一種免許や第二種免許と条件は一緒です。満18歳以上で、大型、中型、普通免許または大型特殊免許を現に受けている者となっています。
大型のトレーラーを運転するには、まず大型一種を取得しないとダメです。
普通免許とけん引免許ですと、総重量750kg以上のキャンピングカーやモーターボートをキャリーカーで運ぶ場合が思い浮かびます。方向変換が最も難しいのが牽引免許だとも言われています。
アメリカは日本へ大型のキャンピングカーを輸出したがっていて、牽引免許の見直しを政府に求めているとも聞きますが、仮に普通免許プラス牽引免許を取得したとしても、現状では殆ど使う機会はないかもしれません。