クラッチ操作、慣れるまでは難儀でしょうけど頑張ってください。
発進は基本的に少しアクセルをあけながらクラッチをつなぐという操作になりますが、きちんと操作してあげればアクセルをあけずともクラッチ操作のみで走り出すことが可能です。
あなたの言葉で言えば、「停止状態からでも半クラッチだけで動き出せる」ということになります。
ただし、その速度は非常に遅いことから、あまり実用的ではありませんし、周囲の交通の流れなどを考えると使えませんが、場内なら指導員にお願いして練習させてもらうことを私はお勧めします。
なぜならこの微妙なクラッチ操作を身につけることができれば、ほとんどエンストを起こさなくなるからです。
要するにエンストしないだけの「クラッチ操作量」というのがありますが、これが理解できるからです。
しかしながら、基本的に加速しようとするときにはアクセルとクラッチを上手に使うことが必要ですから、ケースバイケースで柔軟に対応することが必要です。で、上にも書いたとおり、クラッチだけでも発進することができますから、ある一定の速度まではクラッチだけで加速できます。
基本はアクセルをあけてクラッチをつなぐことですが、そこまでの加速が必要なければクラッチだけでも構わないでしょう。
ここが『周囲の道路状況、交通状況等から判断して適切なギアを選択し、適切な操作をして安全な速度で走行する』というところにつながるわけです。
逆に言えば、これが守られていれば多少の操作の違いがあっても構わない、と私は考えます。
例えば時速25kmで走行しているのギアは2速で走るべきなのか、3速の方がいいのか、といった場合どちらもはずれではありません。
加速しようとしていたのなら2速のこともあるでしょうし、減速しようとしていたのなら3速のこともあります。
これはただの一例ですが、周囲の流れにのって円滑な運転ができればよいのですから。
なんか話がそれましたが、言いたいことは、臨機応変、ケースバイケース、すべてを画一的な枠に入れようとしないで、もっと柔軟に考えてもいいと思いますよ。
それと、質問にある加速チェンジ時のこと。
まず自分が走る道路をきちんと見ておかなければならない(先読み)のですから、加速チェンジをしてその最中や直後に減速するタイミングでは、ギアチェンジ(シフトアップ)する必要はないわけですよね。
シフトアップして少し走れる程度の距離があるなら良いでしょうけど、そのような余裕がないところでは、減速のためのシフトダウンはしてもシフトアップはダメですよね。
それにカーブなどで(カーブでなくても)クラッチを切ったまま、惰性で走り続けるのは「惰力走行」といってこれも減点対象です。
ですからもし質問にあるようにカーブ付近でシフトアップしてしまい、そこから減速するなら、一旦ギアを入れてもクラッチをつながずに元のギアに入れ直すという操作をするのも1つの方法です。
クラッチを切ったら必ずギアを変えなくてはならない、ということはないのですから。
質問の場合、クラッチをつないだらガクガクするとのことですから、その速度に対してギアが高すぎなので、もっと低いギアを選択しなければならないと考えます。
参考ですが、カーブ途中でのブレーキ操作は危険回避等のやむを得ない事情がない限り、速度早過ぎ(大)の対象となり、これも減点になるかもしれません。(ちなみにこれを取られると確か20点減点ですから痛いですよ)
なのでカーブ等の前では途中でブレーキをかけなくても良いように、きちんと減速しなくてはなりません。
で、半クラ状態でのアクセルやブレーキ操作は、必要があるなら行っても構いませんよ。
クラッチは何も0か1のように完全に切るかつなぐか、ではなくその中間であるどっちつかずの状態(半クラッチ)もあるのですから。
ですから、今、考えることはクラッチの仕組み、速度にあったギアの選択を掴むことでなはないでしょうか。
クラッチは言葉で説明するのが難しい面もあるので、恥ずかしがらずに指導員に聞いてみた方がよいと思います。
後になればなるほど聞きづらくなってしまいますから。