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 《車両被害のない接触事故》  返信記事数:3

相談期間は終了しました 車両被害のない接触事故   相談者: 運転歴3ヶ月若葉 さん
   2005年5月19日(木) 22時46分

    初めまして
    教習中から時々のぞいていたのですが、事故の際の届け出義務について疑問を感じたのでお尋ねします。
    数日前、対向車とのすれ違いが困難な峠道で対向車とドアミラーを接触してトラブルになったのですが、この場合教習所で習ったとおりに事故として警察に届けるべきだったのでしょうか。

    顛末は次の通りです。その事故は薄暮時に起こったのですが、その場で確認したところどちらのミラーにも傷は付いていませんでした。また、私は1人で運転しており、相手方は4人乗車していました。
    私の方が、お互いの損害状況を確認するため警察に届けた方がよいですねと持ちかけましたが、相手方は「あなたがぶつけたのだから謝るのが先でしょう」とものすごい剣幕でした。相手方の主張は「自分は左側いっぱいに寄せて止まっていたので非はない。あなたはもっと左に寄れたはずだ。すべてあなたが悪いのになぜ謝らないのか。人間としてどうにかしてるよ。」とのことでした。
    確かにこちらは微速で動いていたのですが(MT車、初心者マーク装着)、相手方もAT車のクリープ現象で動いていた可能性を否定できず、相手方の待避位置が本当に適切だったかどうかも疑問でした。また、相手方がドアミラーを畳んでいなかったことも過失相殺の要因になると思いました。事故の際は現場で100%の過失を認めるような発言はするべきではないと聞いていたので、しばらく押し問答をしました。
    数分にらみ合っていると、後続車がつかえてクラクションを鳴らされました。すると相手方が「警察は呼ばなくていいから、あなたが非を認めて謝ってくれれさえすればそれでいいです」と言ってきました。お互いの車の損傷も皆無でにらみ合いを続けてもらちがあかないという思いもあり、相手方が補償等の要求をする意思がないことを確認した上で、最終的には私が相手の要求通りの謝罪をしてお互いの名前や車のナンバーを確認することなく別れました。

    特に学科を担当されている指導員の方がいたらお尋ねしたいのですが、今回のようなケースは届け出義務のある「事故」として考えた方がよいのでしょうか。
    また、運転中他の運転者とトラブルになったときのやりとりの体験談などある方のお話も聞かせていただければ幸いです。

    最後に、今回の事故の原因でもある、左側に幅寄せする際の車両感覚の弱さを克服する方法についてのアドバイスがありましたらよろしくおねがいします。

<返信記事数 3

    【1】 RE:車両被害のない接触事故   回答者:登録回答者 trad_8885 さん trad_8885さんからのメッセージ
       2005年5月20日(金) 1時31分
      ご参考までに、私は数え切れない程の事故現場での事故処理(走行不能車輌の引き上げ)や、示談交渉を担当しました。
      文面を拝見したところ、結果から申し上げれば「結果、オーライ」というか「とても、もの分かりの良い相手で良かったと思います」また、損害賠償を請求されなかった分「儲けた」と思うべきでしょう。
      さて、事故分析すると実際に双方から話しを聞いてないので言い切りはできませんが、今回のような狭路でのすれちがいは「動いたほうに100%」責任が発生します。逆にいうと「無理と思えば、絶対に動くな!!」が鉄則であり「止まるが勝ち」です。つまり「止まっていれば過失はゼロ」になります。「運転歴3ヶ月若葉」さんは、『相手方の待避位置が本当に適切だったかどうかも疑問でした。』と記述していますが、相手が「止まっていれば」(相手は)障害物になりますので、障害物を安全に回避する義務が動く側(あなた)に発生します。もちろん、相手はドアミラーを格納する必要もありません。すれちがいでは、ドアミラーも障害物(突起物)として回避する責任があります。「相手は、それを知っていたか、すれちがいが不可能である」と判断したから止まった可能性が高いと思います。仮に相手がクリープで動いていても、あなたの方が主になって動いているようなので過失責任はあなたに多く発生します。このようなケースから判断すると今回の接触事故の過失割合は、「相手が止まっていれば、0対100であなたが全責任を負う」或いは、「相手もクリープで動いていたとしても、10対90であなたに責任が多く発生します」(但し、運転経験の豊富な人ならば、相手が動く可能性は極めて低い。)。さて、示談交渉での特徴は、どちらに過失責任が多く発生しているかを理解していない人(=過失責任が多い人)ほど自分の正当性を主張する傾向が高いため、まとまる話しもまとまりにくくなるケースがあります。保険の手の内は明かしませんが、我々は「(一般的な事故は)事故状況から過失割合を瞬時に、(概ね)割り出しています(つまり、結果は事故の瞬間から既に出ているのです)」ですから今回は、「運転歴3ヶ月若葉」さんに責任が多く発生します。仮に、今回あなたの主張が認められたケースでも10対90ぐらいですから、相手のドアミラーの修理代(一般的に交換で30,000円前後の請求)を求められ、あなたも自分のドアミラーの修理代約30,000円を相手に求めるとすれば、あなたは相手の90%である27,000円の支払責任が生じます。また、あなたは相手方に自分のドアミラー30,000円のうち10%である3,000円を請求することができます。これを過失相殺しますので、あなたは27,000円支払、相手に3,000円の請求となり「あなたは、相手方に24,000円」支払う形で示談になるケースが一般的でしょう。最悪のケース(=0対100)は、相手方に全額30,000円支払い、かつ、自分の修理代は自分持ちというケースも考えられます。どちらにしても、あなたが多くを支払わなければならない状況にあります。相手ドアミラーの修理代請求をされなかっただけでも「大儲け」と思ってこれから気をつけてください。運転はいろいろ経験して、少しずつ上達していきます。

      PS.記述の中に『事故の際は現場で100%の過失を認めるような発言はするべきではないと聞いていたので、・・・』とありますが、世間一般では、そのような噂をよく聞きます。これは必ずしも適切ではありません。逆に今回は、この言葉が頭をよぎった為、「運転歴3ヶ月若葉」さんが素直に謝ることを恐れ、結果的に押し問答になってしまったようです。どちらが、悪い、悪くないは別として、運転者として「お互い相手に、謝る素直さ、相手を思いやる気持が大切です」だから、今回のケースでも「ケガはないですか?または、ケガはありませんよね?」と思いやりの言葉があれば、もう少しスムーズに交渉できたでしょう。確かに、自分が100%過失を認める意味で謝る必要はありません。しかし、少なくとも自分のクルマを動かす形で接触や追突していれば「ゴメンなさい」を言う必要はあります。「どちらが悪いか、悪くないかよくわからないので、詳細は保険会社にお任せしていますので、保険会社から連絡します」と言って、できれば、警察を呼んで「事故証明」を請求できる形を取るほうがベターですね。仮に、相手が極端に警察を呼ぶことを嫌がれば、相手に不利な理由も考えられます(無免許、飲酒等)。今回の相手方は、どちらに過失が多く発生しているかを理解しており、また、あなたにドアミラーの修理代を請求する気もなかったようですから、警察を呼んでも時間の無駄になると判断したのでしょう。相手としては、損害賠償も請求しないのだから、「せめて、素直に謝らせたい」と思ったのでしょうね。もし、あなたが謝らなければ警察を呼んだり、目立たないドアミラーの傷を主張して修理代を請求してやろうと思ったかも知れません。今回はとても安い授業料(無料)で大変、良い勉強になったと思います。クルマが相手(物・人)と接触しないように、しっかり車輌感覚(今回は車幅感覚)を磨いてドンドン運転して上手くなってください。


    【2】 RE:車両被害のない接触事故   回答者:老婆心 さん
       2005年5月21日(土) 9時11分
      相手の方は頭に血が上っていたようですから、警察に
      届けるとしても届けないとしても、その後の交渉で
      難航していた可能性があると思いますよ。
      押し問答になったことは嫌な思い出かもしれませんが、
      その場でお別れできたのはその成果なのかもしれません。
      よかったですね。

      >最後に、今回の事故の原因でもある、左側に幅寄せする際の
      >車両感覚の弱さを克服する方法についてのアドバイスがあり
      >ましたらよろしくおねがいします。

      まだ3ヶ月ですから、特殊な練習等をしなくても
      運転しているだけで上達するのでは。


    【3】 ありがとうございます。   相談者:運転歴3ヶ月若葉 さん
       2005年5月21日(土) 23時30分
      早速のレスをありがとうございます。
      幹線道路から離れると狭路のすれ違いは避けて通れない地域に住んでいますので、アドバイスを参考に精進したいと思います。
      投稿した一件は夕方で、私もつい前後の車の慌てている雰囲気に飲まれていたのかもしれません。若葉がついているうちに苦手を克服できれば、くらいの気持ちの余裕を持って、当面は無理をせずに接触、脱輪しないことを十分に納得してからの進行を心がけようと思います。


<返信記事数3


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