ハンドルってやつは、（走行中も同じですが）判断して（つまり考えて）
切るものではありません。あくまで「ハンドルは目で切る」これにつきます。
自分の車を右に向かせたいのか・左に向かせたいのか、お尻が右に行けばい
いのか・左に行けばいいのか、頭が右に振れればいいのか・左に振れればい
いのか、そういうことを自分の目でクルマの向きを見て、行えばいいのです。
間違ったって構やしません。間違えたら修正すればいいのです。その間違い
は必ずや先々あなたの財産になります。
将棋の名人が駒を動かすことなく対局のシュミレーションをするかのよう
な、または財前教授がシンフォニーを聴きながら手技を確かめるような、あ
あいう事はできなくたっていいんです。クルマの向きを見なさい。クルマの
行き先を見なさい。一点に集中せず、周りをよく見なさい。自ずとできます。
ただし、あくまで微速ですよ、微速！

行き違いはまず狭い道など通らなくて済むような経路を考えること。それ
が無理なら対向車のドライバーに素直に「ゴメンナサイ」すること。場合に
よっては動かしてもらってもいいじゃん（ただし最近は物騒だからねぇ）。
通れるか、通れないかの感覚など、経験積まねばわかりゃしません。